2017年09月30日

豊田の 産業フェスタ ぷち庭のお話

小さいころから模型が好きでした。


とくにタミヤ模型のような
実在の物を正確に縮尺した模型が好きでした
豊田の 産業フェスタ  ぷち庭のお話


そしてジオラマ(箱庭)が大好きでした、

子供の頃、青少年公園(現モリコロパーク)や、
市役所などにある建築模型を
ずっと見ていました。
豊田の 産業フェスタ  ぷち庭のお話



今回は産業フェスタでワークショップさせていただきました、

「ミニチュアガーデンぷち庭」

のお話しです

豊田の 産業フェスタ  ぷち庭のお話


僕が小学生の頃
お城のプラモデルが流行しました
豊田の 産業フェスタ  ぷち庭のお話

僕らはそれを使い

戦国の城のジオラマを作ろう!と

地面にお城を置きその周りを石などで
それっぽく飾ります。


地べたに這いつくばり、
20センチほどのお城を低いアングルから
見上げると、、
本当に野の中にお城があるみたいで
もう気分は戦国時代

当時の僕らはそれだけで
もうワックワクだったと思います
小学生ですからね

さらに蚊取り線香をお城の内部に入れてみました


お城の窓という窓から吹き出る白煙。。。
戦に敗れ火を放たれた戦国の城のようです


それはそれはもう臨場感あふれる光景で。。
豊田の 産業フェスタ  ぷち庭のお話


結局 土台に敷いた紙に引火して
大事なプラモデルが
ドロドロに溶けて燃えたのはもう35年ほど前の
今は良い思い出


そんなことも
ぷち庭、
そして僕の本職である造園屋さん、庭師に
大切なものの一つだと思うのです


仕事にはコツや技法が数多あります


でも1番の根っこになる気持ちは

「こんな場所があったらなー」
「こんな世界に行きたいなー」
「こんな世界で佇(たたず)みたい」

というような自分の中の風景を持つことと思ったりします。



ミニチュアガーデンぷち庭を子供たちと作るとき

メインの素材の位置を決めたら


「さああとは好きにデコってちょうだい、
砂利もビーズもいっぱいあるよ」

豊田の 産業フェスタ  ぷち庭のお話

というと、子供たちはへへ~っと笑って

すぐに自分の世界に入りだします

豊田の 産業フェスタ  ぷち庭のお話

あとは特に教えることはありません

「こんな場所があったらなー」
「こんな世界に行きたいなー」

って思いながら作ると楽しいよー

と伝えることで全てです



子供たちなりに、
大人も、

行きたい世界
行きたかった場所
かつて居た風景
自分の心の中の原風景を思い浮かべて

「ミニチュアの中に入り込んで心を遊ばせる」


これがぷち庭の一番のテーマと言えるでしょう


そしてこれから僕が仕事にしていきたい
介護リフォームと
密接に絡んでくると思うのです


「こんな世界に行きたいな」

。。。。




豊田の 産業フェスタ  ぷち庭のお話

つまり少年時代の僕らは
お城が焼け落ちる経験をした事により


落ち武者の気持ち

を知ったのです
あんまり知りたくないような気がします



そういえば数年前、
超有名女性ガーデンデザイナーのS先生が
ご自身の手掛けるお寺の小屋を見ながら

「こういうところで死にたいわぁ」

とつぶやいていました


「こんな世界に行きたいな」どころじゃない


先生、レベル高すぎです



















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